更新日記2006.09.27　SNSから

無料なる日々０５
　このページの趣旨は、インターネットにあるものはなんでもタダで使いたおせ、である。
　であるからといって、フリーネット生活のノウハウを偉そうに教えるというような大それたことは考えておらん。どちらかというと、タダほど高いものはないの恐ろしい話のほうが多いんじゃなかろうか。
　HDDlife
　このソフトを見つけたのは雑誌（もちろん立ち読み）。
　常駐でハードディスクの健康状態を診断してくれる。六年ほどのネットライフでハードディスクをぶっこわすこと三回。どうにもならなくなってOSのリカバリをすること五回、余命が気になる（マシーンのだよ）ワタクシメとしては有り難いソフトだと飛びついたもんだ。
　駆動させて感動したね。まず健康度は82から83％、保証度が100％と出たのだ。そしてディスクの温度もわかる。起動したときは室温より少し低く、起動後は35℃から38℃くらい。危険域は60℃超で、一度48℃にあがったとき空襲警報みてえなサイレンが鳴った。
　これはアタリだねと喜んでいたところ。
　登録モードがあるので、このボタンをワンクリった。ところが開いてくるのは、どう見たって購入ページ。29＄から59＄まで値段は選べるけれど、無料登録のボタンがない。buy buy buyと。こりゃナンなんだ。試用期間が14日間。いちんち暮れるごとに「早よ買えや」must buy「買わんかいオラ」と、起動するたびに真っ先にウインドウが出てくる。こういうものはフリーソフトを称したらアカンだろ。デモ版14日限定とか、しっかり明記しろっつの。
　最初の感動はみるみる右肩下がりになったね。
　29ドルなんか払ってやるもんか。
　ってことで「試用期間」は過ぎました。15日目には退散してくれるだろうと思ってたら。なんと甘かったこと。「買え買えウインドウ」は相変わらず最前線に突っ張りたおしている。邪魔なんでマシンの起動も重くなるのだ。
　↑の画像。
　こういうのはヤバイです。そのうちシャットダウン・ボタンもなくなって、買わなけりゃ起動モードの次に進めなくなるってなことになりかねない。
　あわててコントロールパネルを開いて削除した。ところが一発で消えない。途中で三択問題のウインドウが出て、一度答えを間違ったら元に戻るになってしまった。あっさりとはアンインストールさせてやらないぞモードがセットされてたのだ。なんとかここをクリア、これで一安心と思ったが、どうも胸騒ぎがおさまらん。
　念のため再起動をかけたら。あらら、また上の画像が真っ先に出てくるではないか。
　この野郎。どこに隠れていたのかと再捜査した。するとタスクバーのなかにしっかりへばりついていらっしゃった。右クリでファイル終了を出して、そこを死ね死ねの必殺の気合いをもってクリった。
　すると――今度は、登録IDとパスワードをうちこむ小ウインドウが。このしつこさにはほとほと感動しましたね。
　いちど健康診断なんかやるとクセになるからな。
　で、その後はどうしたかっていうと……。
　別の診断ソフトを入れましたよ。今度のは90日と期間も長い。機能もずっと多様なんだが、ちゃんと出て行ってくれるかな、というのが今から心配で。